Remedy for LOVE
情報過多で忙しすぎる現代社会の歯車の中で、毎日ぐるぐる振り回され
もまれて知らず神経が尖ってしまうことがある。
いつの間にか自分の本当の姿からかけ離れて、心身がすり減っている・・・。
根拠もない「常識」の前に、本当の気持ちを押し殺していませんか?
心の奥底の自分がスネてそっぽ向いたり、傷ついて泣いてはいませんか?

「時間がないから」「お金がないから」「誰かが反対するから」
そんな言い訳抜きにして、本当の自分と向き合ってあげたとき、
「I love me」が始まる。
そしたら自然と「I love you」が生まれる。
ないものねだりしなくても幸せの種はすでにその心にあるのです。
今蒔いた種が、明日花になるのだとしたら、どんな種を蒔きますか?

花がただ咲いているように、鳥がただ空を羽ばたいているように、
あなたがただあなたとして生きることがきっと一番自分自身も
そして周りをも輝かせるのではないでしょうか。

今辛くても、大丈夫。
すべてに意味があり、めぐりめぐってうまくいくから。

せっかく生まれきたのだから後悔するより、幸せにならねば損。です。
Remedy for LIFE
『Remedy for LIFE』

1. Life
2. clover
3. シンデレラじゃいられない
4. 花鳥風月
5. 扉を開けて
6. 大丈夫
7. I love me 作戦
1. Life 2006年 しほりalbum『Life like a wild flower』より

ー「幸せにならねば損だ」ー

「生活のため」とか「時間がない」とか「才能がない」とか、
いろいろ言い訳して本当の自分から逃げるのは、案外カンタンで、微妙にずっと苦しい。

言い訳のできない自己責任にもとづいた「自由」という選択は
ガッツリとした重みがあります。

せっかく与えられた人生
いつかは終わる人生なら
ちゃんと自分自身と向き合って
本当にやりたいことやらなきゃ。

幸せにならねば損、だよね?

ジャジーなピアノ+ドラムというシンプル編成ながらノれる1曲です。変拍子に注意(笑)


2. clover 2006年 しほりとあすかalbum『ただいまの唄』より Piano:松本あすか

ー「疲れてるし、泣きたい けど今日も当たり前に生きている」ー

「幸せ」ってなんだろう?
クローバーの群れから特別な4つ葉を探しまわるみたいな毎日。
自分だって、「特別」でありたい。誰しもどこかでそんな願望があるのではないでしょうか。
(私も・・・つい、あります。苦笑)

個性を尊重する時代になってきた、とはいえ
その「個性」を出すためという名目であらたな流行がどんどん生み出されてゆく。
流行に乗り遅れないように、周りを見ながら自分を磨いて・・・追いかけてるうちに
気付いたら自分自身の個性が行方不明、なんてことにもなりがちです。

でも、これもよくあることですが
自分の姿って一番見えにくいものだったりします。
自分の背中が自分で見えないように。

「え、だって私にとってそんなこと当たり前だし・・・」

なんて言ってるところこそ、ほかの人にはないスペシャルな個性だったりするのです!!
周りをみていても、きっと自分に置き換えてみても、そうでした。

もしかしたら、ありふれてるつまらないもの
と思い込んでるものこそ、スペシャルなギフトなのかもしれません。


3. シンデレラじゃいられない 2006年 しほりとあすかalbum『ただいまの唄』より Piano:松本あすか

ー「小説より奇なるリアルストーリー
       灰かぶっても、誇りは捨てちゃダメ!」ー


誕生日を迎えるのがちょっぴり複雑な気持ちになってきたのはい、いつからだっけ。
歳を、経験を重ねるごとに現実の厳しさも覚えて、「どうせ無理」って挑戦する前に
諦めてしまったこと、でもまだ心のどこかにつっかえてる夢、ありませんか?
輝いてる人を見て、うらやましいな〜、なんてつい思っちゃうけれど
シンデレラだってタダで王子様をつかまえたわけではないのです!

時に「事実は小説より奇なり」。

影なしの光はないけれど、100%の不可能もないんじゃないでしょうか。
誰かが選んでくれるのを永久に待つより、自分が自分をこの手で選ぶ。
自分の責任において選んだ道を、時に泥まみれになりながら、傷ついたりもしながら・・・
それでも誇りを持って、日々をつづっていったなら、この先のストーリーは
まさかの展開が待っているかもしれません。
(少なくとも何もしなかったより、後悔はしないんじゃないでしょうか)
あるいは、超ピンチ!のときなんて、もし映画ならいちばん面白い「クライマックス」
かもしれません!

韻を踏んだり、トリッキーな言葉遊びもふんだんに組み込まれた1曲。
しほりとあすか時代でも珍しいバンドサウンドで、
楽しくもじっくりも聴いていただけるのではと思います。


4. 花鳥風月 2007年 しほりとあすかalbum『花鳥風月』より

ー「間違っていいから、イイ子じゃなくていいから
     そのままの君が好き」ー


日本の教育って、なんだか「正しい」ばかりを刷り込まれるように思います。
その結果、間違うことや嫌われることを恐れて、理屈で自分を押さえ込んで
我慢してしまったり、本当の自分じゃない姿を無理して演じたり。
長年そんなことを続けていたら、自分ってなんだったのかも、見失ってしまいそうです。
自分を嫌いになっちゃうって・・・一番かなしいですよね。

かくいう私も、昔から「イイ子」の典型でした(苦笑)
でも、いっぱい恥ずかしい思いして、自分をひたすら否定されるような時期も経験して
あぁ、恥ずかしくてもなんでも「本当の自分」でいることが、結果的には一番輝くし
自分にとっても周りにとってもハッピーなんだなぁ。と気付かされたのでした。

人間だって、自然の一部なのです。
自然の、本来あるべきリズムで生きていれば、あるべきように流れて行くのですね。
花のように、鳥のように
あなたがあなたでいること、それだけで、本当は許されているはずなのです。


5. 扉を開けて 2006年 しほりalbum『Life like a wild flower』より

ー「もし、戸惑いがなければ どうしたい?」ー

本当の想いを伝えること、あるいは自分自身が本当にやりたいこと。
後回しにしていませんか?
大切な人や自分自身と、まっすぐ向き合っているでしょうか。

受け入れられないことは、とても怖い。
だけど、たぶん、「今」「ここ」でちゃんと向き合わなかったらずっと後悔することに
なるかもしれない。

だって、私が明日当たり前に生きてる保証もないし、大切な人と一生いられるという
保証もない。
だから、ちゃんと生きてる今、伝えたい人に伝えたいことを伝えなきゃ!
って思うのです。

とってもとっても勇気がいるけれど、心の扉を開けた先にしか得られないものがあります。
頭をよぎる不安や恐怖や、「正当な」理由がもしなかったとしたら、どうしたいですか?
何を伝えたいですか?

本当に自分がダメダメで、大切な人にもいっぱい迷惑をかけて、もう見捨てられるかも
しれない、という時期がありました。その必死に葛藤しながら精一杯生きているさなかに
生まれた曲でした。


6. 大丈夫 2006年 しほりalbum『Life like a wild flower』より

ー「すべては見方次第で、味方にできる」ー

ツイてない時って、嫌なことがこれでもかというくらいに重なったりします。
でも、禍福は糾える縄のごとし。そんな時期もあればまたケロっといい時期も来たり。
うまくいってる時にニコニコするのは簡単だけど、
辛い時、うまくいかない時にこそ、自分からニッコリ笑いかけてみたらどうでしょう。
あるいは、誰が見てなくても「チョットイイコト」してみるとか。

どろんこの季節もあるけど、そのときにこそよい種を蒔けたら
いつかの未来には蒔いた種なりの花が咲くのです。
(明日かもしれないし、10年後かもしれないけど、とにかくいつか咲きます。)

咲いたときに振り返ってみれば、そんなどろんこの時代も
「あぁ、必要な出来事だった。意味があったんだ!」と思えたりするものです。

つまり、起こるすべてには原因があって意味があって、
辛いときにはそれを逆手に取ればよいのです!

「今蒔く種が、明日咲くなら、どんな種を蒔こう?」

ピンチは、チャンス。って思うだけで、アイディアが浮かんだりするから不思議です。
そう、すべては「見方次第で、味方にできる」のです。

どうしてもそう思えないときには
「大丈夫、大丈夫」 と、つぶやいてみてください。
本当に大丈夫と言って欲しいときに誰も言ってもらえなかったりするから
そのときはこの曲を聴いてみてください。

私自身が、「大丈夫」と自分に言い聞かせたくて書いた曲です。


7. I love me 作戦 2006年 しほりとあすかalbum『ただいまの唄』より Piano:松本あすか

ー「まずは”I love me”から始めよう」ー

心が満たされない時って、不思議と甘いものが食べたくなったりします。
あるいは買い物したり。つい異性に甘えたり。パターンは人それぞれですが
体と心って、バッチリ繋がってるんですね。人間の不思議です。

でも、根本的な解決をしない限り、その場しのぎの「甘いもの」じゃ、本当には
満たされないって、どこかでわかっちゃいるんだけど・・・というところでしょうか。

「愛してるよ」の心の声が、
「愛してほしいよ」になっていないか要注意。
「なんで愛してくれないの?」になって、奪いあいか、すれ違いになってしまいます。

まずは自分が自分にOKを出すことから。
そしたら、ほんとうの「I love you」が生まれます。

心の中の「本音ちゃん」と、しっかり向き合ってあげてみてください。
スネてませんか?傷ついてませんか?
本当はどうしたいって言ってますか?
ひとつひとつ、耳を傾けてあげてください。
そうしたら少しずつ、「I love me」が、心の穴を埋めてくれるのを感じられるはずです!